株主優待券で節約
多くの企業同様、交通機関の運行会社、ホテルの運営会社も株主確保のために「株主優待券」という自社サービスの割引券を発行しています。
株主優待券はある一定以上の株を保有していると、決算時に配当金とは別にもらえます。
どんな優待が受けられるかというと、
ANA、JAL 基本料金の50%OFF
JR各社 10-50%OFF(その会社の運行範囲に限る。博多-東京間のすべての区間が50%OFFになるわけではありません)
私鉄 無料チケット
ホテル関係では、
レオパレスホテル 宿泊50%OFF
実際に株を保有していなくても、金券ショップやネットのオークションを利用して手に入れることはできます。
理屈上、こういった株主優待券を使うことで出張費・旅費の節約はできます。
ただ、問題は手間がかかる割にお得になる金額が少ないこと。
50%OFFとかの割引率のいい優待券はそれなりの価格で売られています。その優待券を使って50%OFFで正規料金のチケットを購入したとしても、優待券を手に入れるのにかかった費用を考えると実質10-20%OFFだったりします。
オークションで優待券を手に入れようとすると、入札の手間がかかったり(※)、届くのを待つ必要があったり、電話で予約をしないといけなかったりと、何かと手間がかかります。(※「即決価格」で入札すれば通常の購入と同様に購入もできます。ただ、「即決価格」で購入するとあまり割安にならない。)
手間のかからない別の方法で10-20%OFFのチケットを手に入れることも物によっては可能ですので、どこまで「優待券」にこだわるかはよく考えないといけないです。
個人的には、株を保有することで優待券を確保してました。銘柄によりますが、10-50万円分の株式を持っていれば優待券を手に入れることができます。
ただし、株式投資の場合は、株価の変動で損をすることもありますので、注意が必要です。
優待券の期限が近づくと、優待券の価格が下落しますので、そのタイミングで出張・旅行の予定があるならば、優待券を利用してみるのもいいでしょう。
オークションサイトで「優待券」で検索してみれば、手に入る優待券と、相場価格が確認できます。